自宅でビールを作れるって知ってます!?
ビールもクラフト、ガンプラもクラフト、なんかそういうのが好きなんですよね。
自分だけのオリジナルのビールを作って、それを飲めるっていうのは、この上ない幸福です!
今回は、アメリカンウィートビアを作ります。
なぜアメリカンかと言うと、 アメリカ産のホップである「カスケード」を使うからです。カスケードは柑橘系のアロマ香が豊かなホップで、「よなよなエール」などにも使われています。
ウィートは小麦という意味ですね。ビールの原料には大麦を使うことが多いのですが、ウィートビアの場合、小麦を多めに配合したビールということになります。
レシピの紹介
今回のレシピ
- モルト(麦芽)
- ウィートモルト
- ピルスナーモルト
- ホップ
- ハラタウ(ビタリング用)
- カスケード(アロマ用)
- イースト:ウィートイースト(WB-06)
- その他
- 水質調整剤(硫酸カルシウム)
- アイリッシュモス
ビールを仕込む
今回もBIAB(Brew in a Bag)製法です。
麦芽を不織布に入れてから鍋に浸けることで、後工程で麦芽を取り除くときにきれいに取ることができます。
65°くらいのお湯に浸し、温度が下がらないように蓋をして、60分ほど待ちます。
冬場以外なら、温度管理もあまり気にすることがないので、タイマーをセットしてほったらかし!
この工程を糖化(マッシング)といいます。麦芽のデンプンが、麦芽に含まれる糖化酵素の作用で糖に分解されます。
糖化酵素「アミラーゼ」が最も活発に働く温度が65°付近なので、一定温度に保つというわけです。
60分経過した状態がこちらです。
麦の実の部分が膨らみ、おかゆのような感じになっています。
部屋中に甘い香りが充満して、ちょっとずつ出来上がってきていることを感じられます。
使い終わった麦は、不織布ごとザルにあげて、中に含まれている麦汁(麦芽が糖化して抽出した液)を絞り出します。
この1回目の絞り出しのことが、一番搾りっていうやつですね。
まだ麦の隙間にわずかに含まれる麦汁を上からお湯をかけて抽出していくと、二番搾り、三番搾りというふうになっていきます。
この後、煮込んでいきますが、総量が変わらないなら、一番搾りも二番搾りも変わりないってことかな?(調べてないです。。。)
こちらはビールに苦味(ビタリング)やアロマ香の特徴をつけるホップです。
ホップは、煮込んている麦汁に投入していきますが、ビタリング用とアロマ用の用途に応じて、投入時間を変えていきます。
ホップのビタリング用は長時間煮込むことで抽出できるため早い段階で投入、アロマ用は揮発性が高いため、煮込みの最終段階で投入していきます。
煮込み工程が終わると、冷却し発酵容器に移していきます。
前回は発酵容器(梅酒瓶)が割れてしまいましたのですが、今回は成功です!
最後に、糖を分解してアルコールを生成してくれるイーストを投入します。
イーストは顆粒状になっており、上の写真の液面にある点々としたものです。
仕込み後の様子
仕込み完了直後の状態です。
イーストの働きに必要な酸素をいき渡らせるために、瓶を激しく揺さぶったため泡がたっています。この工程をエアレーションといいます。
仕込んだ日の夜の状態です。
液面に無数の泡ができており、もう活発に働いています。
仕込み翌日の朝の様子。
さらに活発に発酵しています。
瓶の上には外気が入らないようにエアーロックを付けていますが、ここから発酵して生成した二酸化炭素が抜けていく音がたまりません。
ビールができているって実感!
仕込み後2日目の朝。
発酵が落ち着いてきたようです。発酵が終わっても液色が澄んでくるまでもう少し待ちます。
飲めるようになるまで、あと4週間ほど。
とても待ち遠しいです!
自家醸造をする場合はアルコール度数を1%未満としましょう
【国税庁 自家醸造に関するQA】
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